歴史教育

 東南アジア諸国がしているのは、あくまで歴史教育であって、反日教育ではありません。
ですから、歴史の授業で日本の蛮行が教えているとしても、それはあくまで歴史的事実を教えているだけであって、今の日本を大日本帝国と同じように憎めと教えているわけではありません。

ですから、大戦時の記憶が色濃く残っていた頃は、多くの東南アジア諸国に反日感情がありましたが、時の流れと共に日本への憎しみも薄れています。
普通はそうなんです。

しかし、韓国は違います。
実在の韓国人が書かれた[韓国が「反日国家」である本当の理由]という書籍を読むと、韓国の反日感情は薄まるどころか、90年代以降強まっていることが分かります。
2010年に韓国の「全国歴史教師の会」の研修に参加した教師を対象に行われた調査では、「日韓関係史の授業で感じる困難は?」という質問に対して、多 くの教師が「教師達自身の対日感情が敵対的なため、客観的な事実を教えることより、反日的表現を使うことが多くなってしまう」と答えています。
また、教師達自身の日韓関係史の知識が不足しているため、自らの感情に基づいた先入観で授業を進めてしまうとも答えています。
その結果、教える側が戸惑うほど、強い反日感情を持った生徒が育ってしまっているのが韓国の現状です。
しかも、そんな教育の現場で育まれた反日が、韓国社会の形成に不可欠なシステムへと発展してしまっているのです。
例えば、日本海を海名に改名させようという世論も、旭日旗に対する言い掛かりも、ついこの間まで韓国にはありませんでしたが、今ではすっかり常態化してしまっています。
戦時下における日本の蛮行を教科書に載せている国でも、旭日旗に対してあそこまでヒステリックになる国は皆無です。
韓国と同様、反日感情の強い中国ですら、旭日旗に対する韓国人の抗議には奇異な目を向けていますし、日本海という海名に異議を唱えたりはしていません。
(そういう状況を疑問視している韓国人もいるのですが、その人達の声をとりあげるメディアが韓国にはありません)